さらに漂うものたち

ゆらゆらしているわたしのつぶやき

瞬間少年ジャンプ

今朝のこと。部屋で着替えて脱いだ服を洗濯機に入れるとき。なんだか急に気分が上がってしまって、ジャンプして洗濯機にシュートしたくなったので、すかさずそうしたのだけれど、すると私としたことが部屋の垂れ壁の存在を忘れていて、それに勢いよく頭をぶつけてしまった。とても痛い。とても愚かしい。いやはや。さすがに自分で笑ってしまったよ。
でも、一瞬だけ少年に戻ったんだろうと妙に納得している。

 

こうしたことはたまにある私だ。昨秋に大学の人と宅飲みしていて、コンビニに買い出しに行った帰り、後輩に「きむきむ、鬼ごっこしよう!」と言われて「いいよ!」と応えて走り出した運動不足の酔っ払い(私)は3歩駆け出したあたりで派手に転び、手のひらや腕、膝やらを擦りむいて帰った。酔っていたのでそこまで痛くはなかったが、傷跡は未だ残っている。痛いのは苦手なので酔っていてよかったとも思っている。

 

こうした出来事を思い返すと、自らの心に生き続ける木村少年が何かのきっかけで出てきちゃうんだな、と感じる。少年のつもりで、とっさに走れる気がしたり、ジャンプで垂れ壁にぶつかるなんて思わなかったり。心が過去の経験をもとに、現在の身体感覚や機能、能力を無視して「子どもの頃やってたからできるっしょ!」的なノリで頭に指示を出して体を動かしてしまっている。そんなイメージが浮かぶ。体にとっては迷惑極まりない。

 

しかし大きな怪我でもしたりさせたりしたら大変なので、もう少し体に耳を傾けようと考えた朝だった。